SOLIDWORKS® 2024 Previewの公開予定日をご存じですか? 2023 年 7 月 10 日(EST)、間もなくです! 機能強化項目については、SOLIDWORKS 2024 Previewにてご確認いただけます。
お客様への取り組みの一環として、SOLIDWORKS R&D チームは、例年のことではありますが、ユーザー様からの機能拡張リクエストを検討し、優先順位を付け、リリースごとに新機能と品質とパフォーマンスの向上を確実に提供させていただいております。
SOLIDWORKS 2024 には、コンセプト創りから製造までの製品開発プロセスを合理化し、加速するのに役立つユーザー主導型の機能強化が多数含まれています。
このリリースでは、業界をリードする SOLIDWORKS 3D モデリングツールの最新の機能強化により、よりスマートで迅速な作業を促進し、製品開発全体に渡って適切に連携させることで、お客様がチームの生産性を向上させるのに役立ちための機能にフォーカスされています。主な機能について、以下にご説明します。
>> Work Smarter もっとスマートに仕事をこなす – SOLIDWORKSを使った作業負担を軽減するための機能として、効率的なモデルのデフィーチャー機能、アセンブリを部品に関連付けて挿入することでアセンブリに部品フィーチャーを追加できる機能、カスタムプロパティとして単位を入力でき注記や表に利用可能な機能、が追加されました。
・デフィーチャーシルエット オプションを使用することで、大規模アセンブリをより迅速に簡素化できます。このオプションでは、ボリューム、ファイル名など、カスタムプロパティに基づくユーザー定義のルールがサポートされるようになりました。
・アセンブリを部品に関連付けて挿入する機能を備えた新しいモデリングワークフローが採用されます。 アセンブリでも、部品の扱いが可能になるため、すべての部品フィーチャーをアセンブリでも適用できるようになります。また、アセンブリの代わりに、部品表に単一の部品を表示することもできます。
・カスタムプロパティを作成すると、数値だけでなく、長さ、質量、角度などに関する単位も注記や表に自動的に表示できます。
・穴の自動配置に関して、ジオメトリの終点を選択する新しいオプションを使用することで、穴ウィザードの穴の配置を高速化しました。
・新しく対称オプションが追加され、1クリックで双方向の線形パターンを作成できます。
・SOLIDWORKS が、適切と思われる代替の参照(利用可能な場合)を自動的に検索し、直線または円形コンポーネント パターンなどに対する欠落した参照の修復に費やす時間を短縮します。
・上書きされた寸法を異なる色で表示できるようになり、図面上のどの寸法が上書きされるのかをより深く理解することができます。
>> Work Faster もっと早く仕事をこなす – よりインテリジェントになったSOLIDWORKSを使って、もっと早く仕事をこなすための機能として、スケッチ寸法の向上、図面内のチェーン寸法の同一直線上寸法記入の改善、ツールボックスで新しいコンポーネントへのアクセス機能などが追加されています。
・選択したエンティティに基づいてインテリジェントに、寸法を提案する「寸法プレビュー オプション」が追加され、スケッチ作成時のマウスクリック数が大幅に削減されます。
・チェーン寸法の同一直線上寸法を利用し、ISO/ANSI 寸法規格に準拠した寸法配置が可能になり、迅速な詳細図面の作成を促進します。
・Toolbox に 70 を超える新しい ANSI (インチ/メトリック) ファスナータイプが追加されました。標準ファスナーの作成にかかる時間が短縮されます。
・距離測定するために、状況依存メニューに、最大、最小、中心、またはカスタムなどの定義オプションが追加され、スケッチした円や円弧間の寸法決めを高速化します。
・業界標準のデフォルトコーナー処理機能が追加され、鋼材構造における溶接を高速に定義できるようになりました。
・電気ハーネスのルートを単一のセグメントまたは個別のワイヤグループとして 3D モデル化し、詳細な情報を提供します。
・大規模アセンブリにおいて、モデルを回転させている際、マウスを放したときの一時停止時間が大幅に減少します。特に、ファイルを開いて小さな編集を行い、モデルの再構築をする場合など、劇的なパフォーマンスの向上を体験することができます。
>> Work Together もっと協調して仕事をする – SOLIDWORKS は、同僚と協調して仕事をすることでさらに効果が得られます。 PDM、Simulation、Electrical、Visualize、MBD、Composer など、SOLIDWORKS 製品の機能強化により、製品開発全体に渡ってユーザー(あなたの同僚)をサポートし、作業の効率化を図ります。
・SOLIDWORKS PDM: SOLIDWORKS PDM のアセンブリ視覚化機能を使用して、SOLIDWORKS アセンブリのワークフロー状態および、他の PDM データをわかりやすく可視化します。参照ファイルにアクセスできないユーザーに対し、参照情報が確実に非表示になるようにする、ユーザーがファイル履歴でチェックアウトおよびチェックアウトを取り消しできるようにする、などの機能を追加し、データの保護と追跡機能を強化しています。 ファイルの追加、チェックイン、状態の変更、コピー ツリーの使用など、一般的な操作を実行する際の応答時間が短縮されます。
・SOLIDWORKS Simulation: SOLIDWORKS Simulation に「収束チェックプロット」機能が追加されました。この機能により、接触収束の問題が発生する領域を検出し、特定できます。 分布結合および傾きを持つ剛性オプション、また、シャフトの回転を安定させるねじり剛性を定義するオプションが追加され、ベアリングなどの構造をより高精度でモデル化できます。 SOLIDWORKS Plastics では、新たに、Plastics Batch Manager が追加され、合理化されたワークフローを利用してホットランナーシステム、コールドランナーシステムを指定して、複数の解析を実行することができるようになります。
・SOLIDWORKS Electrical: 2D 電気キャビネットレイアウト図面内のコンポーネントの自動バルーン化、3 つ以上の連続したコンポーネントマークを範囲として表示する、などドキュメント作成を改善します。 すべてのアセンブリに対し、すべてのルートではなく、現在の電気ルートだけを作成または更新するように改善し、3D のパフォーマンスを向上させました。
・SOLIDWORKS Visualize: SOLIDWORKS Visualize では、物理ベースレンダリング (DSPBR:Dassault Systèmes Physically Based Renderer) マテリアルを採用することで、よりリアルなレンダリングを実現し、視覚的な一貫性を強化します。
・SOLIDWORKS MBD: MBD モデル空間に穴テーブルを追加する機能により、製造など下流工程とのコミュニケーションを向上させます。 具体的には、ユーザー定義の部品およびアセンブリのカスタムプロパティを STEP 242 にエクスポートできるようになります。
・SOLIDWORKS Composer: 3DPlay で SOLIDWORKS Composer (SMG) ファイルにエクスポートされた PMI (製品製造情報) を表示できます。
SOLIDWORKS 2024 Preview Web サイトおよび SOLIDWORKS Preview Community で様々な情報をご提供いたします。是非ご確認下さい。