発表概要
パラアスリートが参加する車いす陸上競技では、選手の能力と競技用車椅子の性能が密接に結びついているため、その影響を切り分けて評価することが重要となる。私たちは、実験室で選手を対象に計測した駆動トルクや速度データを活用し、Motion Design 上で競技用車いすレーサー走行を再現するシミュレーションモデルの構築を試みている。実測データに裏付けられたシミュレーションを用いることで、実験だけでは検証が困難な諸条件を分析的に評価し、人と競技用具の相互作用を可視化することが可能になる。
本トークでは、計測とシミュレーションを融合した新たな研究アプローチと、その競技現場への応用可能性について議論したい。
発表資料
発表者
戸津崎 晃矢
運動機能系障害研究部/ニューロリハビリテーション工学研究室 研究生 ー 国立障害者リハビリテーションセンター研究所/芝浦工業大学大学院
2022年に芝浦工業大学システム理工学部生命科学科生命医工学コースに入学
1年時より学内部活にて学生フォーミュラ日本大会に参戦し、設計技術を学ぶ。
3年時、アイルランドのサウスイースト工科大学に4カ月留学し、電子回路や制御工学などを学んだ。
4年時より国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部神経筋機能研究室にて研究生として研究活動を行っている。
現在、芝浦工業大学大学院理工学研究科システム理工学専攻修士課程1年在学中。
